顎関節症

当院の顎関節症治療について

顎関節症・筋緊張性頭痛

原因不明の頭痛で悩んでいませんか?

原因不明の頭痛、歯や顎、こめかみの辺りが痛い・・・

内科や脳神経外科、耳鼻科などを受診しても原因がわからず、改善できなかったことはありませんか?その痛み、歯科治療で改善できるかもしれません。

食いしばり(噛みしめ)やかみ合わせが原因で起こる症状の可能性があります。顎関節症の1型は顎の周囲の筋肉の痛みに限ったものですが、筋緊張性頭痛はその1つであるといっても、間違いないと考えます。

顎関節症とは

顎関節症は、次の3つが3大徴候です。

  • 噛んだり顎を動かしたりすると痛い
  • 口が開かない
  • 顎がガクガクする

この顎関節症の三大徴候を伴わなかったり、三大徴候があるにもかかわらず頭痛のみが患者の皆さんにとってクローズアップされた状態が、筋緊張性頭痛であるととらえています。

筋緊張性頭痛でよく見られる症状

  • 締め付けられるような圧迫される痛み。
  • こめかみ付近や後頭部から首筋にかけてズキズキ痛んだり張ってこわばっている感じがする。
  • 頭が重くズーンとくる痛み。
  • 頭がスッキリせず常に不快感がある。

筋緊張性頭痛の原因

筋緊張性頭痛(疼痛も含む)の原因は様々ありますが、歯科治療で改善できる症状に特定して原因を探ってみましょう。筋緊張性頭痛(疼痛も含む)の特徴的な原因として下記のようなものが考えられます。

  • 夜間寝ている時の食いしばり、噛みしめ
  • かみ合わせの悪さ

特に食いしばり、噛みしめがすべての症状を作りだす、最大の原因になっていると言っても過言ではありません。もちろんそこにかみ合わせの悪さが加わることもありますが、かみ合わせが正常なきれいな歯列の方でも顎関節症、筋緊張性頭痛(疼痛)はおこります。

普段、人は食事をする時の顎の筋肉の力は6歳臼歯に自分の体重程度の力、40~60Kg位がかかります。夜間寝ている時にはその4倍以上の力を出してしまいます。筋肉に抑制が働かなくなるからです。

食事の時に顎を動かしている時間はせいぜい1時間以内。食べるという動きは開いたり閉じたりの軽い反復運動です。寝ている時に顎を動かしている時間は、個人差はありますが数時間にも及びますし、閉じたままで4倍以上の力と数倍の時間、筋肉の運動量はかなりのものになります。

こめかみから側頭部にかけては噛むための大きな筋肉、側頭筋が広がっています。 この筋肉が収縮して骨の下の硬膜と呼ばれる部分の下にある神経が悲鳴をあげます。それが頭痛です。また、顎のえらの所から頬骨にかけて付いている筋肉を咬筋と呼びますが、そこも咬むために側頭筋と一緒に 動きますので、頭痛のある方はここを押すと痛みを生ずることがほとんどです。

筋肉が絶えず動き続けていると骨も鍛えられて頑丈になっていきます。筋緊張性頭痛のある方、顎関節症のある方の上顎の真ん中には骨のでっぱりが、下顎の歯を支えている骨の 内外側のでっぱりがあるので、ご本人が気づかなくても食いしばり(噛みしめ)を夜間しているのは明らかです。

余談ですが、顎関節症や筋緊張性頭痛に無縁の方でも食いしばり(噛みしめ)している方では異常な力によって 歯が割れてしまって抜かざるを得なくなってしまうことが多くみられます。

顎関節症の治療法

歯医者では、主に次の治療法を行います。

スプリント(マウスピース)療法

夜間寝ている時の食いしばりを軽減するためにスプリント(マウスピース)を装着します。

薬物や鍼の併用

今ある痛みに対して鎮痛剤を使ったり、筋肉をゆるめるために弛緩剤を使用したりします。即効性のある鍼を打つこともありますが自費扱いになります。

かぶせ物、詰め物の高さ調整

過去の治療で歯に処置されたかぶせ物や詰め物が顎が動く際にあたって干渉している 可能性があります。調整をしたり調整で間に合わない場合には作り直したりします。

食いしばりと東洋医学

歯科医になって20数年、これまでに何人もの顎関節症を患う患者の皆さんを診察してきました。また、歯の破折によって抜歯を余儀なくされた患者の皆さんも診てきました。

そうした患者の皆さん達と向き合っていく中で食いしばりの完全な改善には限界を感じていましたが、漢方や鍼灸などの東洋医学に触れる機会があり、根本的な解決には身体全体の歪みを診なくてはならないと考えるようになりました。

身体の不調の原因は大きく2つに分けられ、水の滞りと血の滞りに関係しています。こうしたことを改善するためには、生活スタイルを見直し、さらに重症の方は、漢方薬や鍼灸治療を併用することでより高い効果が期待できると考えております。詳しくは、院内にて治療時に説明書をお渡ししています。